お兄さん「よい子のための文化講座の時間がまたやってまいりました。助手の東映(香港)君準備はいいかな?今日はどうしたんですか?顔に靴墨を塗りたくって、時節柄マズくないですか?」
ムキンポ(東映)「ワタシ、アフリカから来たムキンポ(東映)でース。募金よろしくお願いしまース。」
お兄さん(まるで駄目だ)
お兄さん「胸を締め付ける青春映画の名作を汚してどうするんですか、あなたは?」
ムキンポ(東映)「募金よろしくお願いしまース。」
お兄さん「いつまで募金に頼っているんですか?募金中毒ですか?」
ムキンポ(東映)「募金よろしくお願いしまース。」
お兄さん「募金で違法薬物を購入されてませんか?」
ムキンポ(東映)「ノォでース。」
お兄さん(進歩も進化も見受けられない。募金なんて無駄な外交じゃないのか?)
お兄さん「募金って、何だかわかりますか?」
ムキンポ(東映)「ノォでース。」
お兄さん「自立支援金です。子供が親からお金をもらい続けたらニート、他人にもらい続けたらタカリです。」
ムキンポ(東映)「ワタシ、ニホンゴワカリマセン。」
お兄さん「今までの募金は何に使われたんですかねぇ?」
ムキンポ(東映)「ワタシ、ワカリマセン。」
お兄さん「物乞いなら、もう少し殊勝な振る舞いを見せていただけませんかねぇ?」
ムキンポ(東映)「人類皆平等でース。」
お兄さん「それは自立した者同士か、自立していない者同士のお話です。」
ムキンポ(東映)「・・・。」
お兄さん「今日はこれまでにしましょう。また、いつか。ご機嫌よう。」
ムキンポ(東映)「募金よろしくお願いしまース。」
演出参照:「パンツの穴」鈴木則文監督(東映)