任天堂に便乗商品のご提案

呑んでいると馬鹿なコトを考えて口にすることはよくある。前の時はこうだった。

 

酔客「最近、『ポケモンゴー』ってのが、流行っているらしいね。」

店主「あぁ。」

酔客「考えたんやけど、『東映ゴー』ってどう?」

店主「はぁ?」

酔客「刑務所の前に行ったら、マムシの兄弟が出てきたりすんの。」

店主「ふぅん」

酔客「川谷拓三さんと福本清三さんがやたらと出てくるけど。」

店主「そう・・・」

 

実際に任天堂に営業をかけたらどうなるか想定してみた。

営業マン「・・・という訳で、京都市バスが走り回る広島市街地では・・・」

役員A「あなたは何を言ってるんですか?」

営業マン「勿論、青木君は爆薬を積んだ新幹線に乗って登場しますよ。」

役員B「JRから苦情が来ませんか?」

社員C「いつものゲリラ撮影じゃないんですから・・・」

営業マン「一部の東映マニアなら絶対買いますよ。」

役員A・B「・・・。」

社員C「あまり、売れそうにないですね。」

営業マン「特典として初回販売分ではデビルマンが出現します。」

役員A「ほあーん。あ、急にお腹が痛くなってきた。済まないけど、後はよろしく。失礼致しますね。」

営業マン「なんでしたら、北京原人も付けましょう。」

役員B「うぱー。あ、緊急の用件を思い出した。済まないけど、後はよろしく。失礼致しますね。」

社員C「お話につきましては社内で検討致します。本日はありがとうございました。」

営業マン「こちら企画書です。こちらこそありがとうございました。今後ともよろしくお願い致します。」

秘書D「あの、お見送りは?」

社員C「塩まいといて。後、これ廃棄しといてね。」

秘書D「シュレッダーで裁断しておきますね。」

社員C「電気代が無駄なんで、結構です。」

こうして、一つの企画がまた闇に消えていった。

 

演出参照:「仁義なき戦い」深作欣二監督(東映)シリーズより

「まむしの兄弟」中島貞夫監督(東映)シリーズより

「新幹線大爆破」佐藤純弥監督(東映)

「デビルマン」那須博之監督(東映)

「北京原人」佐藤純弥監督(東映)

詐欺師が仕事場にやってきたヤァ!ヤァ!ヤァ!

ホームページを作ったら、ろくでもない営業の電話がかかってきた。

機嫌が悪ければ悪態をつき、機嫌が良ければ丁重にお断りしていた。要するに全て拒否していた訳だ。

人間誰しも魔がさすことがある。(俺はしょっちゅうかも知れんが)

ある日、俺はそのろくでもない営業電話に対して、迂闊にも話を聞くだけならと応じてしまっていた。話を聞きながらも、目の前のPCでかかってきた電話番号を検索してみると、「詐欺」という単語が表示されてるじゃあーりませんか。

ま、どーせ暇だし話だけ聞いてお帰りいただくとしますか。

当日、小僧はやってきた。

綺麗に印刷された中身のない資料を広げて、うだうだと説明という名の与太話を始める小僧。

はなっからこの話は断ると決めていた俺は上の空。印刷技術の発達により騙される憐れな犠牲者の人口推移は如何ほどかなどと考えていた。

話の内容を要約すると、小僧が得をして俺が損をするというお得感の欠片も見当たらない話だった。

詐欺師の風上にも置けない奴め。もう少し芸のあるとこ見せてみろ。

お茶出して損した。